前回、一寸法師の出身は住吉ということでご紹介しましたが、室町時代から江戸時代に編纂された「御伽草子(おとぎぞうし)」によると、本当は難波出身かもしれません。
御伽草子より
「津の国浪速(なには)の里に、おほぢとうばと侍(はべ)り。うば四十に及ぶまで、子のなきことを悲しみ、住吉に参り、なき子を祈り申すに…(中略)…住吉の浦より、御器(ごき)を船としてうち乗りて、都へぞ上りける。
住みなれし 難波の浦を 立ち出でて 都へいそぐ 我が心かな」*
* 古文一寸法師研究より
少なくとも、ご両親は難波に住んでいた。住吉大社へお祈りして生まれた一寸法師は、住吉の港から難波(道頓堀)を通って京に向かった、ということでしょうか。
はい、難波にもあるのです、一寸法師の名所が。場所はこちらです。にぎやかな道頓堀筋を進んで…
うどんの今井とジャンカラの間に、小さな路地があります。知らないと、通り過ぎちゃう。
この道の名は「浮世小路(うきよしょうじ)」。道幅1.2mの狭いところに、大正浪漫をぎゅうぎゅうに感じることのできるレトロな空間です。
その中にありました、一寸法師大明神!うれしくなっちゃう小ささです。もしかして、日本一小さい神社ではないでしょうか?
祭神: 一寸法師大明神
御利益: 商売繁盛、家内安全、縁結び
真ん中に一寸法師、左にお姫様、右に鬼。全部が全部可愛いです。今は鬼退治ならぬコロナ退治をお願いしてる、と書いてありました。
よくあたるおみくじが売られています。鬼の前の投入口に100円を入れまして、下から自分でおみくじを取ります。売り上げは、提灯の電気代に使われるそう。
中身が面白いんですよ~。こちらにお立ちよりの際は、是非ひとつ!
「ラッキーなもん」にあったからあげ食べに行ました。からあげってドイツにないので(デュッセルドルフを除く)、日本滞在における必須の食事です。それとその店の近くの川。
エプロンと通天閣の課題残してまする。
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奏でる惑星 (月曜日, 12 4月 2021 03:33)
エプロン…似合わなそう(失礼!)。
あれ、指輪してないんですか? ピアノ弾くのに邪魔でしょうけど…。
私は結婚後、たった2日で外しましたけどね(笑)。
銀行マンとかなら、着けてるほうが信頼されて契約取れるらしいです。
ほんまかいな。
Maki (月曜日, 12 4月 2021 04:26)
奏でる惑星様
指輪買いたいんですけど、なんだかんだでそこに至らずです。
たしかに、はめてみたらどれだけ煩わしいのかが不明です。惑星さんは2日で外されましたか〜。
つけたり外したりしたら、無くしそうです。(おしゃれ指輪はよく無くなりましたので、つけるのやめました。)